コミュニケーションについて考える。その3:「話下手??(3)」

あなたは話し上手な方ですか?

それとも話下手?

 

昨日から一転、真夏のような強い日差しですね。
神奈川・東京の出張カウンセリング、
The Inner Seedの心理カウンセラーをしています、
松下真由子です。

 

「コミュニケーションについて考える」というテーマで、
数回に分けて書いています。

 

今日は「話下手」の3回目です。

前回に引き続き、Aさんの例を見ていきましょう。

前回のおさらいです。

・頭の中に浮かべる考えを、意図的に上書きすることができる。

・行動は変えられる。

この2つが変えられそうなことでしたね。
それでは、⑧対策 を考えていきましょう。

 

⑧対策

・話す前に落ち着く姿勢をとり、深呼吸をする。

・自分の話し始めやすい言葉を用意しておく。

・「うまく話さなくてもいいんだ」と頭の中で上書きする。

・先輩に目配せして、いざ自分が詰まったら助け船を出してもらう。

・ボールペンを机に置き、覚悟を決める。

 

Aさんは「下手なことは言えないぞ!」と、
自分にプレッシャーをかけていましたので、
「別にうまく話そうとしなくても、自分の考えが少しでも伝わればいいんだ」
くらいの軽い気持ちを頭に浮かべ、考えの上書きをすることは有効だと思います。

また、プレッシャーのあまり体が緊張状態で、
声を出しにくい状況を自ら作っているので、
筋肉の収縮を解くためにも、姿勢と深呼吸は役に立つと思います。

自分は話下手だ、と分かっているのであれば、
言葉をつづけやすい「話はじめの文句」を考えておくのもいいでしょう。
例えば、「思ったことを率直に申しますと・・・」や、
「えー、私が思うにですね、・・・」など。
あらかじめ決めて練習しておくと効果的です。

自分を支えてくれる先輩に、ヘルプを求めることもいいでしょう。

ボールペンは、会議が始まってから握っていたでしょうし、
今は緊張状態を象徴するかのように、持つ手に不自然な力が入っています。
それを手放すことで、緊張を解くイメージを描けば、
気持ちがふっと軽くなるかもしれません。

 

 

⑧対策 で考えた案を、次回同じようなシチュエーションで試し、
有効な対策と、そうでないものを検証します。
そうするうちに、「話下手でも話せる」ために、
どうすればいいか、見えてくるかもしれません。

なにごともトライ&エラーですよね。

 

 

Aさんの例は以上になります。
ここまでのお話は、認知行動療法的なアプローチです。
セルフケアとして、活用していただくこともできる方法です。
ぜひ、お試しくださいね。

 

しかし「話下手」の根っこが、過去の経験に起因していることもあります。
そういった時は、カウンセリングで一緒に原因を見つけ、
解決策を考えることで、
足枷の様に感じていた「話下手」を改善していきます。

 

色んな療法から、あなたに最適なものを組み合わせる。
それが、オーダーメイド感覚のカウンセリングのいいところです。
あなたのお話をお聴かせください。
一緒に「生きづらい」を「生きやすい」に変えていきましょう。

 

カウンセリングのお申し込み、お問い合わせは、
ホームページのお申込み・お問い合わせフォームからどうぞ。

 

…*☆*……………………………………………………………

神奈川・東京エリアの出張カウンセリング
心理カウンセリング・メンタルマネジメント

The Inner Seed(インナーシード)

http://inner-seed.com

……………………………………………………………*☆*…