コミュニケーションについて考える。その2:「話下手??(2)」

あなたは話し上手な方ですか?

それとも話下手?

 

晴れたと思ったらまた雨。
でも雨の日も味わいがあると思えば、楽しいですよね。
神奈川・東京の出張カウンセリング、
The Inner Seedの心理カウンセラーをしています、
松下真由子です。

 

「コミュニケーションについて考える」というテーマで、
数回に分けて書こうと思います。

 

今日のテーマは前回とおなじく「話下手」。

 

前回、Aさんを例に、
Aさんの身に起きている事を、①~⑤に分けて書き出しました。
更に本日は、Aさんがこの状況で取る、⑥対処 ⑦助けとなるもの
の2つについて考えます。

 

 

⑥対処

・「あのですね」と言ったまま黙り、「もういい」と言われるのを待つ。

・「特にありません」など、意見を言わない。
・上司が言っていた内容に同意する形をとる。
・体調の悪いふりをする。
・後でメールします、と伝える。

 

 

⑦助けとなるもの

・先輩(助け船を出してくれるかもしれない)
・ボールペン(持っていると少し落ち着く)

 

 

以上の様なことが、Aさんに起こったことが分かりました。

さて、Aさんの望む理想の結果はどういったものでしょうか。
「落ち着いて自分の考えを、スラスラと発言する。」
これが理想だとしましょう。
Aさんはメモを取りながら会議に出席して、
自分なりの考えもある。
こうしたらいいのでは?という意見をきちんと持っているのに、
いざ発言しようとすると言葉が出ない。
そして苦々しい思いで、「特に意見がない」など、
その場をやり過ごしてしまうことが多々ありました。

これでは、「自分はやっぱり話下手なんだ」と、
できない自分を強化してしまいますし、
なによりストレスが溜まることでしょう。

 

では、どこを見直せば、Aさんは自分の意見を発言できるようになるでしょう?

 

まず、①環境や状況 は変えられませんね。
②頭の中に浮かんだ考え も変えられません。
なぜなら、状況に対応して瞬時に、勝手に浮かんでくる考えだからです。

しかし、その次に新しい考えを意図的に浮かべることは出来そうですね。

たとえば、「なんで俺が・・・。」という考えが浮かんだ後に、
「発言すると腹をくくろう」とか、
「この状況をチャンスと思おう」など。
考えを上書きする様な感じです。

③気持ちや感情 ④体の反応 これも変えられません。
しかし、考えを上書きした後では、気持ちに変化が期待できます。
体の反応も、変化が現れるかもしれません。

⑤行動 ⑥対処 ですが、これは変えられそうですね。

 

ここまでの話をまとめると、

・頭の中に浮かべる考えを、意図的に上書きすることができる。

・行動は変えられる。

となります。

 

 

今日はここまでです。
続きをお楽しみに!

 

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