コミュニケーションについて考える。その1:「話下手??」

あなたは話し上手な方ですか?

それとも話下手?

 

こんにちは。
神奈川・東京の出張カウンセリング、
The Inner Seedの心理カウンセラーをしています、
松下真由子です。

 

「コミュニケーションについて考える」というテーマで、
数回に分けて書こうと思います。

 

今日のテーマは「話下手」。

 

初めて合う人と挨拶をするとき。

多人数の前でプレゼンするとき。

突然、意見を求められたとき。

・・・などなど。

 

しどろもどろになったり、焦ったり。
頭は真っ白になるし、手の平が汗でじっとり濡れたり。
結局伝えたいことがうまく言えなかったり。
そういった経験ってありますか?

カウンセリングの中でも、「人前でうまく話せない」、
というご相談をいただきます。

 

「また挙動不審になってしまった・・・。」

「このままじゃいけない。」

「どうせ私は話下手だから・・・。」

 

そう思い、落ち込むこともありますよね。

 

 

これから一緒に話下手について考えていきましょう。

 

 

まず、そもそも話下手な人の身になにが起きているのか、
詳しく見ましょう。
下の例をもとに、あなたも是非一緒にワークをしてみてください。

 

 

例えば、Aさんの場合。

Aさんは、大人しくてどちらかと言うと引っ込み思案です。
会社の定例会議にて。
普段は上司や先輩が議題について話し合っているのを、
メモを取りながらおとなしく聴いているだけのAさん。
しかし突然、上司から発言を求ました。


さて、Aさんには今、何がおきているでしょうか?

 

ここでのポイントは、①環境や状況 ②頭の中に浮かんだ考え ③気持ちや感情 ④体の反応 ⑤行動 の5つに分けて把握することです。

 

 

それでは、①環境や状況から見ていきましょう。

 

①環境や状況

・会議で発言を求められた。
・普段は発言することは少ない。

 

 

簡潔に箇条書きでも良いです。続けて②~⑤まで書き出します。

 

②頭の中に浮かんだ考え

・なんで俺が・・・。
・いつもはこんなことないのに。
・急に話を振るなよ。
・下手なことは言えないぞ。
・何かいわなきゃ!

 

 

③気持ちや感情

・焦り  ・苛立ち  ・困惑  ・恥ずかしい  ・怖い

 

 

④体の反応

・わきの下に汗をかく。  ・口が渇く。
・ボールペンを握る手に力が入る。
・喉に何か引っかかった様に、息苦しい。
・頭が真っ白になる。
・まばたきの回数が増える。

 

 

⑤行動

・「えっと・・・」と言ったまま硬直。
・目線を資料から上げられず、下を向く。

 

 

こんな感じでしょうか?

体の反応と行動で書くところを迷った場合、
どちらでもいいので書いておきます。
分類よりも、書き出すことが大切です。

 

どうですか?
改めて書き出すと、「じゃあ、Aさん、どう思う?」という
上司の発言を求める振りから一瞬のうちに、
たくさんのことがAさんの身に起きていますね。

 

今日はここまでです。
次回はこの続きをお伝えします。

 

 

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