うつ病・不安障害の家族を支えること。

秋晴れが気持ちいい日ですね。

出張カウンセリング・メンタルマネジメントのThe Inner Seed、
心理カウンセラーの松下真由子です。

ご夫婦でカウンセリングを受けてくださっているお客様がいるのですが、
先日、奥様とカウンセリングでご一緒した際の話です。

こちらのご夫婦は、夫婦揃ってのカウンセリングではなく、
お一人ずついらっしゃいます。
旦那様は心療内科で薬物治療をされる傍ら、
私とカウンセリングでストレスマネジメントに取り組んでいます。

ホームページのプロフィールにも書きましたが、
私は夫のうつ病をがきっかけで、心理カウンセラーの道へ進みました。
なので、心の病を抱える夫を支える妻の苦しみ、辛さが実体験でよくわかっています。
今回のご夫婦の場合、 初めは旦那様がカウンセリングのご予約をくださいました。
何度か旦那様のカウンセリングを続けるうちに、
奥様のことが気がかりで、気がかりで。。。
旦那様に奥様のことを尋ねたり、私の自己開示をお伝えしました。
そして先日、奥様のカウンセリングをご予約いただく運びとなりました。

カウンセラーは、常にフラットであり続けるべきだと思います。
「同感」ではなく、「共感」するためにも、なおさら。
しかし、奥様のお話をお聴きするうちに、
自分の心がざわついたのも事実です。
んー、私もまだまだだなぁ。

カウンセリングが終わった後、昔の日々を振り返りました。

「私が至らないから・・・。」
「私と一緒にならなければ、彼は元気だったかも・・・。」
「私が彼をうつにしたのでは？」
「これからどうなってしまうんだろう？」
「いつまで続くのだろう？」

止まらない自責の念。自己否定感。
そして常につきまとう不安。

それでも、自分はしっかりしなきゃ、
共倒れにならないようにしなきゃと頑張り続ける日々。

辛かった。本当にしんどかった。
でも、だからこそ、今同じような苦しみの中にいる方に、
寄り添える自分になれたんだな、と感謝もしています。

そんなことを改めて感じたカウンセリングでした。

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